問題が多い配管代
エアコンの取り付けの際に問題になるのが配管代です。新品をご購入された場合には、お取り付けの際に必要な配管類の部材が付属されておりません。新品取り付け工事には取り付けに必要な配管などの部材代が含まれています。移設の場合の取り付け工事代は以前の部材(配管・室外機の置き台など)を再利用する事を前提にしていますので、工賃のみの金額表示となっております。部材代を含まないので新設時より安価にお取り付けが可能です。
高気密住宅ではエアカットバルブがお薦め
マンションの高層階や高気密住宅では、正常に設置していても風が強い時などに異音がする場合があります。 これは、室内機からの排水(ドレン)ホースに、気圧差で屋外から空気が逆流してしまう為に起こります。 異音の発生を抑えるためには、エアカットバルブと呼ばれる空気を通さず水のみを排出する部品を、ホースに取り付ける事で防ぐ事ができます。 また、エアカットバルブを取り付けると虫などがホースから進入する事もなく衛生的です。
配管延長について
エアコンの取り付け位置から室外機取り付け位置までの距離が、標準取り付け工事に含まれる配管の長さ4m以内では届かない場合や、 中古エアコン取り付け工事の際に、既存の配管が使えない場合などに弊社が配管をご用意させて頂きますのでご安心下さい。 できるだけ最短距離で算出し、お取り付けさせて頂きます。
本来の能力を引出す真空引き
真空引きとは、配管に専用機を接続して室内機と配管の内部の空気を抜くことを言います。 真空引き後に、室外機内に収められているガスを循環させ、エアコンを稼動させることで本来の能力を引き出すことができます。真空引きをせずにいるとガスと空気が混ざり、室外機の寿命を短くしたり、故障に繋がります。
オゾン破壊の少ない冷媒を使用
従来のエアコンは冷媒にR22(HCFC)を使用していましたが、環境的にオゾン層破壊の原因となるため、現在では新冷媒と呼ばれる破壊の少ないR410A(HFC)をメーカー各社が採用しています。 従来に比べR410A冷媒は約1.6倍の高圧ガスとなり、更に大きな違いとして、R22冷媒は単一の冷媒で構成されていますが、R410A冷媒は2種類が混合されている冷媒となっているため、慎重な取り扱いが必要です。 そこで上記の「真空引き」が必要になります。
真空状態でガス補充
ガスが抜ける原因として、本体の不良や劣化、取り付けや取り外し時の施工ミスが考えられます。 旧冷媒は単一冷媒の為、補充が簡単に行えますが、新冷媒は混合冷媒の為、ガス補充を行うと能力低下を引き起こす可能性があり、真空状態での充填(ガスチャージ)のみとなります。
エアコン専用回路について
エアコンは消費電力が大きい為、専用の電気回路を使用しなければいけません。 ひとつの回路から使える電気量は20アンペアまでなので、消費電力の大きな器具と他の電気器具をひとつの回路から使用すると、配線用遮断機(ブレーカー)が切れやすくなります。 また、エアコン自体の故障や配線の発熱による火災の原因になる場合もありますので、専用の回路がない場合には安全性の面からも専用回路の取り付けが必要となります。
エアコン標準取付工事の注意事項
取付工事とは、エアコンを取付る際に以下の条件内で行う工事のことです。
- 室内機のすぐ近くに専用のコンセントがあること
- 室外機の大地置きもしくはベランダ置きであること
- 室内機と室外機を繋ぐ配管の長さが4m以内で取り付け可能であること
- 配管を通す穴が既にあること
取付工事では配管・ドレンホース・電線等をまとめて化粧テープで巻く「テープ巻き仕上げ」が基本となります。
コンセントの電圧切り替えや、プラグ形状の交換が必要になる場合、室外機の設置に金具が必要になる場合、化粧カバーを取り付ける場合などは追加工事となり別途費用がかかりますのでご注意下さい。
化粧カバー
配管・ドレンホース・連絡電線を覆い、外観をスッキリ綺麗に整えるカバーです。 外観を美しくするのは勿論、汚れやカビ、日焼けなどを防ぎ、配管類を長持ちさせることができます。お家の外観や雨どいの色に合わせて取り付けてみてはいかがでしょうか。
配管穴あけ工事
エアコンを取り付ける場所の近くに配管穴がない場合、配管穴あけ工事が必要です。壁の材質に対応しますので配管穴がない時は、是非ご相談下さい。景観にも注意して配管が目立たないような場所に穴を開け、お取り付けさせて頂きます。
エアコンクリーニング
クリーニングは、壁に取り付けたまま行う「壁掛けクリーニング」と、持ち帰り洗浄する「分解クリーニング」の2種類があります。 「壁掛けクリーニング」は壁に取り付けたまま洗浄できるので、お手軽にクリーニングができます。 「分解クリーニング」は取り外して弊社に持ち帰り、パーツすべてを分解洗浄するので徹底的なクリーニングができます。